日本においては「看護師におしゃれは不要」とされるケースが多々あります。とはいえ、中には仕事中でもおしゃれを楽しみたいと考える方もいらっしゃるでしょう。おしゃれとまではいかなくても、ある程度個性を持つことで、患者と話がしやすくなることもあります。そういったことを踏まえれば、おしゃれは個性であり、一掃するものではないという見方もできます。
おしゃれを楽しみたい看護師がよく取り入れているのが、キャラクター付きのナースアイテムです。消毒用ボトルの携帯ケースや、ポケットオーガナイザーなどは、基本的に看護師の私物になります。自分の推しキャラグッズを持つことで、気持ちが前向きになりますし、患者とのコミュニケーションも円滑になるでしょう。小児科などではキャラクターグッズに助けられることもあるようです。近年はカラフルなアイテムが多く、持ち物だけでつい派手になってしまうという看護師の声もありました。
またナースシューズを脱げば、豪華なフットネイルが施されているケースも見受けられます。看護の現場では衛生管理が最優先事項であり、ほとんどの職場でアクセサリーは禁止されています。同時にネイルも難しいでしょう。そんな中、フットネイルであれば、人の目に付かず、おしゃれな気分を楽しめます。仕事を終えて靴を履き替えるとき、ネイルで気持ちを切り替えるといった方もいらっしゃるようです。
このように、おしゃれ禁止のイメージが強い看護師ですが、それぞれができる範囲でおしゃれを取り入れている実状があります。「あれはダメ、これも難しい」と自分の個性を閉じ込めることはせず、可能なものを模索してみてはいかがでしょう。個性の表現はモチベーションアップにも良い影響を与えるものです。少しでも前向きな気持ちで看護に従事したいなら、ぜひ看護師がおしゃれを楽しむ方法を深堀りしてみてください。